心霊現象
怪奇現象、心霊写真
周辺住所
島根県松江市東出雲町揖屋2369(付近)
表記されている住所は確定ではない場合もありますので、マップのピンを目的地に指定して下さい。
心霊の噂
生者の住む現世と死者の住む他界の境目『黄泉比良坂』、古事記や日本書紀、出雲国風土記に記された古くから伝わる伝説の地である。
心霊の噂は多くの怪奇現象や結界とされている石柱があり注連縄がされている場所で高確率で心霊写真が撮れると言われている。
黄泉比良坂と言えば、ある程度神話に通じている者ならば、この名称が現世と冥界との境界線の名であることはわかるであろう。
『古事記』によると、妻のイザナミに会いに黄泉の国へ訪れたイザナギは、約束を破ったために腐り果てた死体のイザナミを見てしまう。
怒ったイザナミはイザナギを追いかけ、イザナギは命からがら黄泉の国を脱出する。
そしてこの世とあの世の境界線に大岩(千曳の岩)を置き、行き来出来ないようにしたという。
この伝説の地が黄泉比良坂なのである。
現地に到着すると、まず目に付くのが伝承地として認定されたことを示す碑である(設立は昭和15年、紀元2600年である)。
そして奥にある千曳の岩へと近寄っていく。想像していたのは、大きな岩にふさがれた洞窟のようなものの存在であった。
しかし、岩の向こう側には林のようなものが広がっているだけであり、特に何か 変わったものがあるわけではない。
どうも黄泉の国の入り口は、洞窟のようなものではなかったらしい。
ちなみに、この黄泉比良坂の近くには、イザナミを主神とする揖夜神社がある。
とにかくこの辺りには“死”にまつわる伝説があったことは間違いないところのようである。
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