住所
和歌山県田辺市湊19-6
詳細情報
参拝時間 | 自由 |
---|---|
社務所/授与所 | 10:00~16:00 |
電話番号 | settings_phone0739-24-5072 |
ホームページ | https://aritoshi-jinja.jp/open_in_new |
主祭神 | 天児屋根命 |
創建時期 | 1615年 |
蟻通神社のご由緒
はるか昔、ここ紀州田辺に外国の使者がやってきました。その使者は「今から出す問題を解いてみよ。もし解けなければ日本国を属国にしてしまう。」といいました。そして、持ってきたホラ貝(七曲りの玉とも)を出して、その貝に一本の糸を通すことを命じました。わが国の神々はこの難問にたいへん頭を痛めました。その時、ひとりの若い神さまが前に進みでて、「私がホラ貝にその糸を通してみせましょう。」といって、貝の口からどんどん蜜(みつ)を流しこみました。蜜は貝のなかの複雑な穴を通りぬけて、貝尻の穴へと流れだしました。そして、この若い神さまは蟻を一匹捕らえて糸で結び、貝の穴から追いこみました。すると、蟻は甘い蜜を追って複雑な穴を苦もなく通りぬけました。蟻の体には糸が結ばれていますから、ホラ貝には完全に糸が通ったのです。これを見た外国の使者は「日の本の国は、やはり神国である。」と恐れ、その知恵に感服して逃げ帰りました。日本の神々は、たいそう喜んで「わが国にこれほどの賢い神がいるのを知らなかった。」といって、その若い神さまの知恵をほめました。このことから、蟻によって貝に糸を通したこのお宮の神さまを、「蟻通しの神」と申し上げるようになりました。今では日本第一の知恵の神とあがめられています。
お祓い(神社・お寺)マップ